「愛車を廃車にするしかないな」と考えたとき、あなたは廃車=
車をスクラップにするというイメージを持っていませんか?
でも、それだけでは廃車にしたとはいえないのです。
事故を起こして車体がひどい状態となり、走行することができなくなってしまったため、仕方なく廃車にすることに…。そもそも、「廃車にする」とはどのようなことを意味するのでしょう。
多くの人は、廃車とは車輌を解体業者に頼んでスクラップして終了…だと考えているのではないでしょうか。実は、それだけでは廃車にしたことにはならないのです。
車という場合には、「久抹消登録」と「一時抹消登録」という2つの方法があります
「永久抹消登録」とは、事故車や水没車、車検切れの車を「永久」に乗れないようにする、運輸局で行なう登録手続です。いわゆる「廃車にする」というのは、こちらのことを意味します。ちなみに車検が残っている場合には、その期間に応じて自動車税の一部が戻ってきます。
「一時抹消登録」とは、車を「一時的」に乗れないようにする、運輸局で行なう登録手続です。長期間の海外出張や入院などで車に乗ることがない場合でも、自動車税は納めなくてはなりません。一時抹消登録をしておくと、その期間の自動車税の支払いをしなくても済むようになるわけです。この場合、車からナンバープレートを外して運輸局に持っていく必要があります。
廃車までの大まかな流れは、次のようになります。ここでは、普通自動車の永久抹消登録のケースを例に挙げていきましょう。
[1]ナンバープレートを外し、解体業者や自動車整備工場に車輌を引き取ってもらいます。ここでリサイクル券を受け取ります(リサイクル料金が未払いの場合は、支払う必要あり)。
[2]普通自動車用の廃車に必要な書類などを準備します。
(※)この書類は、管轄内の運輸局で揃えることができます。
[3]運輸局で書類の作成、手数料の納付(収入印紙を貼り付ける)、ナンバープレートの変換をして永久抹消登録手続を行ないます(抹消登録証明書をもらう)。
[4]運輸局に併設されている(はず)の自動車税事務所で、自動車税関連の手続きをします。車検の期間が残っている場合は、払い戻しを受けることができます(自賠責保険料の還付手続)。
廃車とするのもひとつの方法ですが、売るという選択肢もあります。事故車や水没車を専門に買い取ってくれる業者もあります。インターネットで簡単な査定をすることができるので、自分の愛車がどれくらいの価値があるのか知ってから、どうするかを検討してもいいのではないでしょうか。